コンテンツへスキップ

脱落か長期化か、他院を紹介するか

昨日最後の患者さんは、生涯忘れられない患者さんになりそうです。
受付の山辺から言われたのは、
「どうしても明日、何時でも、遅くてもいいので見てくださいとお願いされました。 予定がなければ一番最後の方の次にお取りしても良いですか?」
山辺も私も情にもろいタイプなので、次の用事がなかったですし、最後の時間で承りました。
長野県からの70歳代の女性で、膝の痛みで都内の治療院に通っていて、その宿泊先のレストランで一人食事をしていた時に、隣の席に座った方から「オフィスシマザキに相談してみなさい」と言われ、その直後に電話をくださったようです。
青梅線沿線のホテルを予約して、足を引きずって来院されました。
「あ、これは大変だわ。ひどすぎる」 正直そう思いました。表情にも出てしまったかな。
「1回や2回で治りそうもないし、通いきれないでしょ~。
 回数がかかるならばそのまま都内の先生に診てもらっていても同じですよ。」
そんな事を伝えましたが、
「何とかお願いします。もうあらゆる有名なところは行って、もう行くところもないんです」
ついつい情に流されるタイプ。
「わかりました。どこまで変わるかわからないけど、自分の親だったらこうしてあげようと思う治療をしておきますね、僕の出来る事全部。」
結果は、
「こんなに楽になったのは何年ぶりです」そう喜んでもらえました。
「大変かもしれないけど、2週間おきに1年間ぐらいかよってみませんか?」
素直にそういえました。
本来は3週間4週間そして3か月やがて1年というように治療期間を開けていくのがオフィスシマザキのスタイルで、それで良くならない方は 脱落 させてしまっていました。
井上さんというイレギュラーな患者さんも、どこに行っても治らなかった70歳代の女性で、
日帰り温泉でたまたま一緒になった人から「オフィスシマザキに行ってごらんなさい」と言われた一言で、
探し当てておいでになりました。
これまた見るからに「こりゃ大変だわ」という感じの歩き方。
それでも何か違いを感じ取ったようで、「とにかく毎週来ます!」 の一点張り。
せめて2週間ごとにしてくださいとお願いして、それからイレギュラーな2週間ごと施術が始まりました。
結果、
1年ほど過ぎたこの頃は、周りの人も驚くような歩き姿になって大喜び。
「脱落させたら負け」
オフィスシマザキが看板を出さずに治療院をやっていけるのは、
本当に1回2回で良くなった方がクチコミで全国に広めてくださっているからです。
でも、その時に1~2回では治るはずのない人に伝わってしまう。
そんな風に聞いた人が1回か2回かで治ると思ってはるばる来てみたら、
何回か通わなければならないとなればガッカリしますよね。
だから、2回受けて変わらないと、脱落 していってしまう事が多いです。
それがわかっているので「私の技術がいたらないのでお役にたてません。すごい先生をご紹介します。」
と対処してきたわけですが・・・
結論!
すごい先生の所に行っても、私のところに1年2年通っても、結局最後は良くなるはずです。
どちらでも自分が行きやすい方を選んでください。
大学病院にも行って、有名な治療院も行って、もう次はない・・・・
そんな崖っぷちの方には私の出番かもしれません。
脱落させてしまう要因は、
1、クチコミからの過大評価と高すぎる期待値。
2、治りやすい人が自力で治っていると実感しやすいように設計された少ない治療回数と長いインターバル
3、私の技術が足りない
今はまだヘタクソなんだから、何度も来てもらわなければいけない。
素直にそう認めよう。
イレギュラーな患者さんたちからの気付きを、明日の実践に活かそうと模索中です。
年齢制限をかければいいだけの事なんですけどね(笑) あ、また言っちゃった(笑)
もう他に頼るところがないという人がたくさん通ってきてくださっています。
今はジャックジョンソンを聞きながら、絵本を読みつつ、らっきょとビールです。

写真 (23).JPG

オフィスシマザキ

電話:0428-33-3939

〒198-0021 東京都青梅市今寺3丁目385−6

・JR青梅線 河辺駅から車で8分

・圏央道 青梅インターから車で7分

・JR青梅線河辺駅から 梅77甲 裏宿町4分

 バス停から徒歩10分

JR河辺駅北口からタクシーで10分弱(1,000円弱です)

河辺駅北口、小作駅東口のタクシーの運転手さんなら

「オフィスシマザキ」でわかります。

Top