数年前に、隣の家で飼っていた30cmぐらいのイシガメが逃亡し、
私の自宅の前で捕獲されました。見つけたときはびっくりしたけど。
自宅に野良猫が寄り付いたのが、半年前でした。
痩せた小さな捨て猫が、生ゴミをあさりに来ただけなのですが。
黒と白の、牛みたいなカラーリングなので、名前はミルキー。
寒くなりかけの頃で、餌をあげたり、古い毛布を軒下に敷き詰めたり、
いろいろ世話をし続けてきたのですが、
なんせ警戒心の強い猫で、3ヶ月ほどしてだんだんなれて近づいてきても、
餌に気を取られている時に背中を撫でようものなら思いっきり手を引っ掻いて逃げてしまいます。
このごろだいぶ大きくなってきたね~ 太ってきたね~
なんて話していたら急にげっそりやつれて、毛並みも悪くなって・・・
裏山で子供を4匹も産んでいたのですね。
ある雨の日に一匹ずつくわえて山から我が家の軒下に子供を運んだ姿は、
いじらしくもあり、誰が教えなくてもあ母さんになっていく姿に感動しました。
この猫たちの生活を見ていると癒やされます。
長女が帰ってきたのもこの子猫を見たいからで。
餌のとり方を教えたいのか母猫が山からトカゲを捕まえてきて、
子どもたちの前に置くのですが、子猫たちは全く興味を示さないとか、
子育てはうまく行かないのはねこも人間も一緒と笑いました。
子猫は抱っこさせてくれるけれども、ミルキーは相変わらずなつきません。
青梅市には地域猫という取り組みが会って、
避妊手術をして、その証として耳を一部切除して(桜カットと呼ぶらしい)
その地でねこの一生を全うし、最後は人目を離れてひっそりと亡くなるそうです。
人に触れさせないミルキーにはそんなプランを考えていた矢先、
隣のカメの家のご主人から、
「ねこを飼うのはいいけど、うちの敷地に入らないようにしてくれ。
見れば石を投げるから俺の顔を見たら逃げるけど。」
と言われ困っていました。
普段は良い人なんですが、とにかくねこが大っきらいで、
畑にもうんちをされまくっているらしく、怒り心頭です。
カメでも越境できる隣地ですから、ねこの侵入を阻止するのは無理でしょうし、
人間におびえて、全く懐かない理由もわかりましたし。
仕方なく市役所に電話をして、ボランティア団体の方が引き取りに来てくださいました。
本文には関係ないですが、いらした方は私の患者さんでした。
それでも警戒心の強いミルキーは、ねこ捕獲用の罠に入りません。
子猫だけ先に保護され、連れて帰られました。
洗ってノミやダニをきれいに落とし、
トイレトレーニングをして、里親に任されるそうです。
子猫が居なくなった翌日は一日中子供を探してあちこち歩いて、
子供を呼ぶときの独特な声で鳴いて(泣いて)いました。
そして最後は空腹に耐えかねたのか・・・・
昨日の雨の中、罠にある餌を食べました。
お疲れ様、お腹いっぱいに食べな。
と、おりの中のミルキーに好物をたくさん与えました。
ちょっと、ペットロスを味わいました。
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