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治る人、治らない人

Tさんという男性患者さんとは、もう10年来のお付き合いになります。
と言っても、2年に1回ぐらいしかご来院くださらないのですが、
重症なお友達をご紹介してくださいます。
Tさんは肺がんで右肺を全摘出していて、
肋骨も切り取るという手術の為に体が右に曲がってしまい、右肩がものすごく下がります。
数年前には腹大動脈瘤を人工血管に替える大手術もうけました。
そんな事あるごとに治療をさせてもらったのですが、
先日はまた久しぶりに電話があり、
「両手両足がしびれて、○○医大の脳外科で検査したが問題なし、
 心配だから○○医大の整形で脊髄の検査をしたが問題ない、
 今は左手左足だけのシビレになったがどうにもならん。
 もうこれを治せるのはあんたしかおらん。」(岡山弁なのですね)
私の事を知っている方なら、
「あ~、確かにオフィスシマザキの出番だな!」 と直観されると思います。
もっと詳しい方は、
「この患者さん、治るな」 と思う事でしょう。
このような関わりあいや信頼こそが、やりがいであり、
その期待に応えたいという思いが実力以上の力を生みます。
私自信の力もこうして引き出されるように、
私も周りの人の力を引き出す能力を身につけるように努力しています。
古い話ですが、現在のプロ野球読売巨人軍の原監督が現役時代、
「4番 原 辰則 背番号 8」のアナウンスが流れると、
応援団のラッパも太鼓も鳴らなくなりました。 シーンとした応援スタンド。
あまりにもスランプで打てない時期に、ファンからのキツイ激励でした。
清原選手も巨人軍時代に同じ事がありました。
このような叱咤をバネにして、重圧を跳ね除けてくる人は希です。
(その時、清原選手は死んでもいいと思っていたそうです)
先週、私は急性虫垂炎になり、激痛の中、病院に駆け込みました。
緊急入院、緊急手術かも と言われましたが、 そこをなんとか回避してくださいとお願いし、
(だって次の日からもずーっと予約が入っていますから)
翌日の朝一番に再検査を受けました。
(予約変更していただいた皆様、ありがとうございました)
「手術するほどではないかもしれないけど、何かあったらいけないから、
 青梅総合病院の救急に紹介状を書くから、今からすぐ行ってきなさい。」
と言われ、紹介状をもらったのですが、腹部の圧痛も減ったのでそこには行かず、
2日後の再検査の際に、先生言いつけを守らなかった事のお詫びと本心を伝えました。

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「おかげさまで助かりました。 もう痛みは半分ぐらいです。
 最新の検査器具よりも、先生の経験を信じて様子をみました。」
すると、とってもうれしそうに、
「まあ、あのぐらいだったら手術はしないわな~」
「とりあえず、大腸の検査でもしておくかね」 と優しく言ってくれました。
明日から断食をして、明後日は大腸鏡検査です。 生まれて初めての大腸鏡検査。
担当の先生もきっとベストを尽くしてくださることでしょう。
そんな私は典型的な、「治る人」タイプです。
今回のブログのメインテーマです。 
「他人の力を最大限に引き出し、その力を使ってもらえる。」
なので同時にそれは、レストランでも、ホテルでも、自動車修理でも、
勉強会やセミナー受講者としても、ベストなサービスを受けられるタイプ。
社員からも家族からも、そして患者さんからも支えられるタイプです。
信頼できる方に、それもモチベーションが上がったベストな状態で、全てを委ねる。
もっとも相手がプロならば、どんな状態でも最低限の仕事はしてくれます。
ましてこちらはお金を払っているのだから、やってもらって当たり前と考えてもいいのかもしれません。
それでもプロであれ医者であれ技術者であれ、最後は人。
人のモチベーションを上げるも下げるも態度、表情、言葉しだい。
相手のやりがいの琴線に触れなければ、最高のサービスは受けられないと思っています。
損している方、多くないですか?
私達は自分に出来ないことを他人に代価を払って、仕事をお願いします。
その仕事をしている人はどんな悩みをもって、どんなことを喜びにして頑張っているのでしょう。
相手の立場になって考えると、出てくる言葉が、態度が違ってくるのではないでしょうか?

オフィスシマザキ

電話:0428-33-3939

〒198-0021 東京都青梅市今寺3丁目385−6

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