夢はないのか？　鯛の塩焼き！

先日同級生に言われた一言がどうも気に障って仕方がない。
「夢はないのか？」
「そんなので楽しいのか？」
要約すればそんな感じ。
皆さんは　「あーしたい　こーしたい」　といった事がたくさんあるだろうか？
私の場合、それこそ昔は
ただ、遊び　　たい　　だけだったが、
やがて
いい車に乗り　たい
いい服を着　　たい
　　モテ　　　たい
美味しいものを食べ　　たい。　　そうそう　鯛の塩焼き　とか。
色々あった。
そのうち
人を喜ばせ　　　たい
技術を身に着け　たい
他人の役に立ち　たい
と思うようになり、そんな人生をまさに歩んでいると思う。
本来なら、この次に、
世の中の常識を変え　　　たい
日本中の不幸な人を助け　たい
世界中の貧困な人を救い　たい
歴史に名を残し　　　　　たい
という大きな夢に向かうべきなのかもしれない。
でも、あれからずっと考えてわかった。
何をし　たい？　「たい」　のつく事を言ってみて？
そう自問自答しているうちに、閃いた。
ありが　たい
もう、こんな感謝の気持ちで生きてしまっているから、
充足感がありすぎて、何かを求める気力も失っているんだと。
ハングリー精神がなくなっている。
他人の役に立ちたい。
他人に必要とされたい。
この２つ。治療業界に入って間もない頃に思い描いた夢は、
今も進行形で続いている。
この夢も半分は叶って、もう半分は夢半ばに挫折しまくっている。
夢を実現するには、毎日治療するしかない。　練習するしかない。　
でっかい夢を語る事も出来ない、そんな地味な人生なんだ。　
もう青春も終わったんだな～。（まあたしかに４３歳だしィ～）
でもそれが職人の生き方なんですね。
もうお願いだから「夢はないのか？」と聞かないで。
その代わりに、「人生の目的は何だ？」と聞いてください。
人生の目的というより、この世に生を受けたからには、
人に喜ばれる生き方をする。　
みんながそう思っていれば、幸せな空間が増えるんじゃないだろうか？