私の母が8月5日に心臓の大手術を受けることになりました。
執刀してくださるのは、ドイツのボッフム大学病院で
2万例の心臓外科手術(そのうち500例は心臓移植)の実績をお持ちの、
世界ナンバーワンの日本人心臓外科医、
南 和友 先生にお願いすることができました。
電力供給が不安定な今年の夏は、手術を控える病院も多いと聞いています。
ですが、
「これじゃあ苦しいだろうから、早くやりましょう!」という南先生の心意気で、
今月末から入院することが決まりました。
南先生の著書はコチラ
私も付き添いやお見舞いで、臨時に仕事を休むことが増えそうです。
1日の診察時間を長くして、ご迷惑をおかけしないように努めます。
ですので、先日発表したサマータイムは取りやめます。
混乱させてしまってすいません。
ここまでは業務連絡です。
ここから私の心の整理のための日記になりますので、
お時間のある方だけ読んでください。
でも、
親子関係がうまくいっていない方、
過去に取り返しのつかないミスを犯してしまった方、
そして治療効果の上げられない治療院の先生には読んでいただきたいかな・・・・。
では、
そもそも、親とか身近にいる人は、とかくイヤなところが目につくものだ。
しかしそんなイヤな面も含めて、これほど子供に影響を与える存在はいない。
たとえ生きていてもいなくても、そばに居てもいなくても、
「あの時、なぜうちの親はそうしたんだろう?」と、 そんな風に、
両親それぞれの生い立ちや、その時代背景や、状況などを踏まえて洞察すれば、
場面によっては
「立派だったな~」という尊敬であったり、
「良くも悪くもあれが親の愛情表現だったんだな~」という感謝であったり、
「おっちょこちょいだな~」と滑稽だったり、
時には
「自分のことだけで精いっぱいだったんだろうな~」と不憫に感じたり、
「無知だったな~」と哀れに思ったり、 まあいろいろな面がうかがい知れる。
こうやって相手の立場に立てば、たとえ今は親との仲が悪い方でも、
いつか必ず許せる日が、お互いに許し合える日が来ます。
私の著書を読んでいただいた方はご存じかもしれないが、
母の心臓を著しく悪化させたのは私の間違った自然治療の理論だ。
薬を飲んではいけない、薬は悪いもの、科学的な薬品は不自然であり、体に害を及ぼす。
こう言って当時高血圧だった母に対して、降圧剤を止めるように勧めた。
もちろん、それに代わる自然療法を取り入れて。
その時、母のとった言動と行動は、
「よし、広を信じて賭けてみる」 そう言ってきっぱりやめてしまいました。
「血圧を測ると高いけど、体の調子はいい」とも言っていました。
そして1年半が過ぎたころ、腫れぼったく血走った眼とむくんだ顔で病院に行って、
「血圧が200以上ある状態まで何で放っておいたの!」
と叱られて、点滴をし続けてようやく下げてもらってきた。
そこから私の治療方針と人生がガランと変わったことは言うまでもない。
でも、この1年半で犯したミスは取り返しのつかないものになってしまった。
ありえないほど肥大した心臓が、肺も、気管支も押しつぶしている。
母が心臓疾患でこの世を去ったら、それは全て私の責任なのだ。
どんなに悔やんでも過去は変えられない。
そこから私の「悔いのない人生を送る」という根本思想が生まれた。
母の心臓に負担がかからないように、
母に楽しい人生と思ってもらえるように、そう考えて行動するようになった。
母が喜ぶことは、自分や、子供が、他人の役に立った時。
だから私は仕事で圧倒的な成果を出すことを選んだ。
「今日こんな患者さんが治ったって喜んでたよ」
「今日は40人いらしたよ。 明日は50人だよ」
「今度新聞に載るよ」 「ラジオ番組に出るよ」
「書いた本が出るよ」 「DVDも発売されるよ」
「講演会に320人来てくれたよ」
そう言って母に喜んでもらうために今日までやってきた。
なんで島崎先生はあんなに自己顕示欲が強いのだろう?
そう思った方も多かったと思うけど、
どんな成果も伝えなければ、それも視覚化しなければ、解ってもらえない。
それは治療の効果も同じことだ。
恋人に言葉だけじゃなく、プレゼントをするのも同じかもしれない。
とにかく、人に喜んでもらえている、人の役に立っているという事を、
「ほら、こんなに」って、目に見える形にしてきた。
まして耳の遠い、すぐに物忘れもするのだから、言葉だけじゃ耳にも記憶にも残らない。
もちろん母は喜んだが、
「あんまり頑張りすぎて体を壊さないようにしろ」 と、必ず付け加えた。
でも、他にもたくさんの副産物がもたらされた。
今回、南先生という世界一の心臓外科医に出会えたのもその1つ。
こんな青梅の田舎で、例えば母に「うるせ~クソババア」と言いながら、
「食べていければいい」という程度の仕事ぶりで、
仕事後はフラフラ遊んでいたら絶対に出会うことのできない、
そんなすごい人達とのご縁をいただくこともできた。
過去は変えられないが、未来の結果は変えられる。
今はこれ以上ないという環境を母に与えることができていると思う。
今までの病院では
「手術は無理」 と言われてきた。
しかし昨日の説明で、南先生から
「珍しいケースだが、99%大丈夫!」と言ってもらった。
「100人に1人ぐらい、思うようにいかない時がある程度」とも。
私の隣で聞いていた母は、
「どんな結果になっても悔いはない。 南先生を信じてお任せします。」と言っていた。
説明後にわかったのは、耳の遠い母は、成功率が1%だと聞いていたという。
その場は訂正して笑い話になったが、
「成功率たった1%か。 でも広が選んだ先生だから、信じて賭けてみる。」
またそう言っているような気がした。
今日からまた頑張ろう。 圧倒的な治療効果を誇る治療院を作ろう。
99%治りますと言える治療院を目指そう。
そして、たとえ1%の可能性でも、先生を信じてお任せしますと言ってもらえる人間になろう。
自分も親として、これぐらい子供に影響を与えている存在だと認識しよう。
他にも自分がだれかの役にたてる場所や方法を探し、そこで役に立つ能力を身につけ、
もっともっと人に喜んでもらえる人生を、悔いのない人生を送ろうっと。
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