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セミナーが終わって

今朝(もう昨日だ)業界のセミナーをリードするため、5時55分に家を出た。  
「ゴーゴーゴー」とか言いながら。
昨夜はセミナーの衣装に悩んで、2時まで眠れなかったので、睡眠時間3時間。
リビングに子どもたちの落書き用のホワイトボードがあるのだが、
メッセージボードとして使うことがあり、これまでも心がホッコリするような
娘のメッセージを受け取ったことがある。
「きょうは、パパのおしごとのがっこうのせんせいになるから、行ってきます。
 ほかの人のやくに立てるように、パパいっしょうけんめいがんばるね」
今朝はそう書き残しておいた。
人の役に立てることが、一番の喜びであり、自分が幸せになれる一番の近道。
これだけ。 
我が家はほとんど躾はしないが、これだけは子どもたちに教えておきたい。
新宿の先の代々木まで軽トラックを飛ばし、3時間前には現地到着。
家に電話すると子どもたちが次々と出て「がんばってね」と言ってくれた。
電話を切ったが、今度はすぐに自宅から着信があり、
「パパ。ボードのお手紙ありがとう」 と長女から電話があった。
まだ内容は全て理解できなくても、父親の愛情を感じてくれたから良かった。
セミナー自体も、すこし内容が難しかったようだった。
こちらも内容は全て理解できなくても、何か感じてくれたらOKだと思う。
ヘルプとアシストの違い。 ティーチングとコーチングの違い。
子どもに勉強や手伝いをやらせるのと、子どもをやる気にさせるのとの違い。
受講生にスキルを与えるのと、感じさせるのとの違い。
川沿いの村人に魚を釣ってあげるのと、魚のつり方を教えるのとの違い。
どちらが私たちにとって簡単で、どちらが難しいだろうか。
そしてどちらが本当に相手のお役に立てることだろうか?
著書の168ページにある「ニーズ」と「ウォンツ」の違いを理解した上で、
これを患者さんに当てはめればいい。
患者さんは何を求めていて、私たち治療師が本当に患者さんのお役に立てることはなんだろうか?
その答えがわかったならば、治療院が繁盛していないはずはない。
なぜ、そう言い切れるのか?
そんな治療院こそを、患者さんが求めているからだ。
「目先のたやすい儲けを追わないこと。楽なほうを選ばないこと。
 それが一番の経営手法だ。」  僕もそう思う。
先ほど、アラスカ在住の方から、来年1月の予約のメールが入った。
やっぱり求められているという事を、確信した。
僕の体は、睡眠を求めているようだ。

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